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ぶろぐん

壬生義士伝
この前、漫勉のなかやす巧の回で、現在連載中の「壬生義士伝」の作成風景を放送していました。ということは、いま読み始めると単行本化されているのは、まだまだ途中で、雑誌の連載中だろうということで、すでに連載が終わっている原作を読んでみることにしました。

いろいろな意味で異色な作品だそうで、まず、浅田次郎初の歴史小説とだそうです。

しかし、それ以外の作品も含めて、浅田次郎の本を読むのは初めてです。「鉄道員」とか有名な作品も多いし、映画化されている作品もある筈なのですが、なぜか縁がなかったんですよね。

あと、いままで近藤勇、土方歳三、沖田総司の三人を書いた本はたくさんあり、それ以外だと新撰組のなかでは、斎藤一あたりが有名らしいのですが、殆ど触れられることなかった吉村貫一郎が主人公ということも異色だそうです。

…と言われても、もともと歴史小説自体をあまり読まないし、時代劇も殆ど見ないので、新撰組のことをあまり知らないので、ピンときませんでした。

新撰組と言えば、以前、立川談志が司馬遼太郎の風雲疾風伝を朗読したCDを聴いて、原作が読みたくなり読んだことがあるくらいで、ドラマ化や映画化されているのに全然観たことがないんですよね。

主に行き帰りの通勤の電車の中でだけ読んでいたので、最後まで飽きずに読みきれるか自信がなかったのですが、実際に読み始めてみると最初こそ、なかなかペースが上がりませんでしたが、語り手が変わっていく度にどんどんと引き込まれて行き、上巻を読むのに2週間掛かったのに、下巻は1週間足らずで読み切ってしまいました。

どこの部分を切り取っても、内容に触れるとネタバレになっちゃいそうなので、書けませんが、新撰組の事をもっと知りたくなったし、浅田次郎の他の作品も色々と読んでみたくなりました。

それくらい面白く読めた本でした。

この壬生義士伝自体もドラマ化されているみたいなので、機会があったら観てみたいです。
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