気分は.....

高校生の頃、憧れだった「バリバリ伝説」のグンや、「あいつとララバイ」の研二のように格好良くバイクに乗りたい。でも、当の本人を振り返ってみると.......
じゃぁ、せめてバイクだけでも、漫画の主人公達のバイクに負けないくらい格好良くしてあげちゃおう!!
気分だけは、漫画の主人公達にも負けません。

戦闘的なポジションが好き!!

最近流行の4ストネイキッドに比べれば、かなり前傾がきついR1-Zのポジションですが、筆者にとっては、結局どっちつかずの中途半端なポジションにしか感じられません。
これがノーマルのステップ。伝統的なYAMAHA車用ステップでステップバーについているゴムを取るだけでかなり格好良くなります。 それに、FZ400R、NSR250Rともに逆チェンジにして乗っていた筆者としては、どうにかして逆チェンジにしたいと言うのもあり、当然、逆チェンジに出来るタイプのバックステップを探していました。

なんで、逆チェンジにこだわるのかと言うと、それはそれは大昔の話になりますが、その当時バイクに乗っていた高校生の例に漏れずに、人並みに「走り屋」なんかを気取っていた筆者は、浦安インター、清心町、船橋港などの地元の走り屋スポットにあしげく通っていたわけです。
特に浦安インターは、左にフルバンクした状態のままシフトアップすることが多かったので、逆チェンジにしないとブーツがあっという間に駄目になってしまうんです。で、逆チェンジにしていたわけです。
話は、微妙にそれますが、親戚のおじさんに貰ったMTX80というオフロードバイクがありました。水冷2ストローク単気筒の80ccのエンジンを積んでいて、最高速は100km/hちょっと欠けるくらい、軽い車体とスクーター並みの燃費に惹かれ、通勤スペシャルとして活用していました。が、このバイクの恐ろしいところは、なんとブレーキが前後ともドラムブレーキだったのです。とてもじゃないけど、80km/hを超えるとブレーキングだけでは、止まらないので、エンジンブレーキもフル活用していました。
しかし、人間とっさの時は、頭で考えるよりも体が勝手に反応してしまうものです。
バックステップ取りつけ作業中 ある日、いつものように80km/hくらいで、葛西橋どおりを走っているとき、脇道から、ぬぅっっと出てきたトラックを避けようと、フルブレーキングしながら、いつものつもりでシフトダウン........って、ペダルを掻きあげちゃったものだから、逆シフトにしていないMTX80では、シフトアップになっていたのでした。
当然のようにエンブレはちっとも効かず、そのままトラックに吸い込まれるように、直進し掛けたところで、なぜか自然に右足はステップから離れ、かかとでブレーキに全体重を掛けていました。
フルロックする後輪にあわせて、カウンターを当ててあとちょっとで接触と言うところで、再び右足がステップから離れて、今度はトラックのバンパーめがけて蹴りを一発。ほとんど止まり掛けていたところで放った蹴りですから、あまり意味はなかったんですが、「バリバリ伝説」に出てくるグンのガードレールキックターンの応用編てことで、善しとしときましょう。

てな、具合にいざと言う時に、恐い思いはしたくないので、逆チェンジにしたいわけです。綿密なリサーチの結果、「BEET」「OX Racing」「MIHARA」などいろんなメーカーからバックステップは発売されていましたが、FZ400Rの時にも使っていた「Corse」のバックステップだけが唯一、リンクの取り付け方を変更する事で、逆チェンジに出来るようになっています。
これが、Corse製のバックステップ。ポジションもばっちりです。 以前、使っていただけに、気に入ってもいるので、迷う事なく「Corse」のバックステップにしました。
例によって、RyOXに持ちこみ取りつけてもらいました。これくらいだと自分でやってできないことも無いのですが、きちんと取りつけボルトにオイルを塗ってから締め込んだり、稼動部分にはグリスを塗ってからなど、素人が取り付けするのとは、やっぱり一味違います。と言うか、本当は自分で取りつけるときもちゃんと基本を踏まえてやらなくちゃ行けないんですけどね(^^;
さて、インプレですが、やっぱり慣れ親しんだ逆チェンジ。気持ち良くカツンカツンとシフトできます。チェンジシャフトもちょっと太くなっているせいか、それともベアリングの精度の差でしょうか、タッチもカチッとした感じになりました。
問題のポジションも、タンクの凹みをきちんとニーグリップできるようになりました。
.....と、まぁ、しばらくは大満足だったんです。しかし、時間が経つにつれて色々と欠点も見えてきました。

まずは、逆チェンジにする為に、シフトロッドがステップの上側を通っているのですが、その為に、踵にピロボールが当たるんです。それほど気にはなりませんが、やはり、下側を通して、当たらない位置に持っていきたいものです。

それと、決定的に嫌になったのが、STDのステップに付いている他車種用のマフラーステーが、このステップには付いていないんです。
STDのチャンバーを付けているうちは、気にならなかったのですが、いざ、社外品のチャンバーを付けようとすると、殆どのチャンバーが、ステップのマフラーステーを利用しているので、取り付け不可の状態になってしまうのです。
これには、ホントに参りました。ということで、現在、RyOXのオリジナルステップキットが発売されるのを首を長くして待っている状態です。

続く....

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