2001年11月14日(水曜日)

TOFに参加するますやまさんの手伝いをすることになり、急遽、筑波に行くことが決まったのが12日の午前中。昼からの当月予約を利用して、L2の予約が取れたので、1本走ることになりました。
とりあえず、17日の走行に向けて準備はしていたので、特にすることもなく当日の走行に挑みました。

13日の日にHRCのページで筑波サーキット攻略法の資料を見つけたので、それを何度も読み返し、イメージトレーニングだけは完璧です(^^;

14日朝
なんと寝坊。前日の夜にひょんなことから我が家のサーバーにアクセスが集中してしまい回線がパンク状態。慌てて、該当ページで使っている画像のダイエットに励んでいたため、寝たのは2時過ぎ、連日の寝不足のあとの5時起き自体に無理があったのかもしれません。
しかし、寝坊のおかげでばっちり睡眠時間が取れたので体調自体は悪くはありません。

出発が1時間遅れたけど、なんとか自分の走行の1時間前に到着。
ますやまさんの走行準備の手伝いをするはずが、逆に手伝ってもらっちゃいました(^^;

走行前は、いつものごとく、和気藹々とした雰囲気。

走るの自体も楽しいけど、こういう感じ好きなんだよねぇ。
これだけでも、サーキットに来る価値があるよね。

L1走行開始

ますやまさんが走るので、タイムを取りながら、走行準備。
ストップウォッチを気にしながら、着替えてたので、パンツ丸出しでピットをうろうろしてました。
今日の朝方にエンジンが組みあがったばかりだと言うことで、今回の走行はナラシです。大体、1分30秒から24秒くらいで周回しています。
ナラシで私の前回の走行と同じくらいのタイムが出るんですから、嫌になってしまいます。

走行直前に、さわおさんから、1コーナーの侵入についてレクチャーを受ける。
攻略法に書いてあったの+SRXにあわせた修正ということでかなり参考になった。

L2走行

嫁が1ヘアでビデオを取っているというので、ストップウォッチはますやまさんにお願いしようと思ったけど、なかなか帰ってこない。仕方ないので、ピットにおいてゲートに並ぶ。

ゲートにはまだあまり並んでいない。少ないほうの列の2番目についてしまう。
一緒に走るはずのえんちくさんは、かなり後ろの方。
並んでいる間も、さわおさんに言われたこと、攻略法に書いてあった事を思い起こしながら、イメージトレーニング。

走行開始。

いつものことだけどかなり緊張する。
ピットロードを抜け1コーナー、S字、1ヘア....路面状況は悪くない。しかし、気温が低いことも合って、タイヤにグリップ感が無い。
フロントに10mmのカラーをいれて、イニシャルを高めてあるので、いままでは、アクセルオフでグンと沈んでいたフォークがちっとも沈まない。リアのイニシャルも最大に掛けてあるので、アクセルを開けてもリアが沈み込んでいかない。タイヤの温まっていないペースの遅いせいかもしれないけど、なんだか乗りづらい気がする。

今回の走行は全体的にペースが遅い気がする。
いつにもましてコーナーで引っ掛かる。

3周ほどしてタイヤにもグリップ感が出てきたので、本気で走行。

ホームストレートで、一番左まで寄る。
1コーナー手前の横に道路があるところを目印にブレーキング開始。
できるだけクリップを奥に取るように注意しながら、ブレーキを残しつつ外側を大きく廻っていって、クリップにつく。そこからアクセル全開。外側を1mくらい残して、S字のひとつ目を目指す、縁石ギリギリをクリア、すぐに右に切り返して二つ目も縁石ギリギリを通過と同時にブレーキングしながら、さらに右に振って1ヘアに進入、ギアを2つ落として倒しこむ。
ここでも、クリップを手前にもっていき過ぎないように気をつけながら、バイクの向きが変るのを待つ、出口が見えたところで全開。
ここでもアウトにあまり膨らみ過ぎないように気をつけて、次のダンロップ下に備えてシフトアップしながら、アウトいっぱいにまでバイクを持っていく。この時、でかいバイクとの速度差が大きくなるので、無意識に後ろを確認してしまう。

アウトいっぱいから、ブレーキング。1速落とすと同時に倒しこんでいく。
アクセルを当てながら、少しアウトに膨らませる。いつも、このアクセルを当てるときに、引っかかる感じが出ていたんだけど、PJを40から45に上げたおかげで、前に進む感じがでてきた。
CXのひとつ目を縁石ギリギリに通過。と同時にアクセルを戻しそれをきっかけに左に切り返す。すこしフロントが逃げていく感じがしてアウトに膨れていきそうになるのを身体をさらにいれて、何とかこらえる。
そしてクリップを通過するかしないかのところでアクセル全開まで持っていく。

2ヘアまでの高速S字は、アウト側いっぱいを走り、10000rpmまで廻してシフトアップ。
8500rpmから9500rpmで「ガフガフッ」っと息つきをするが、ぐっとこらえてアクセル全開。まだMJが大きすぎるのかなぁ...
2ヘア入り口前の左に折れ曲がるところで左にバイクを振る。ここも、でかいバイクはかなり速度が乗っている上に、向こうは突っ込みでインを刺そうと狙っているので、コースを横断する形になるここはかなりドキドキする。

気合一発で左に振ったあとは、2ヘアをアウトいっぱいに直線的に進入しつつ、ブレーキング、2速落として、リアブレーキを軽く残しながら右に倒しこむ。
向きが完全に変ったところでブレーキリリース。クリップを奥にとって、アウト側の縁石を目指してアクセル全開。ここでも、10000rpmでシフトアップ。やはり8500rpmからの息つきが起こるが、ひたすら全開。
タンクにあごを押し付け両肘両膝もバイクに押し付けできるだけ小さくなるように努力する。
それでも、後ろからバンバンと追い越される。追い越していったバイクのスリップにつこうとするが、速度差がありすぎて、ついていけないことが多い。
たまに同クラスのバイクがいると最終コーナー進入で300rpmくらいは余計に廻ってくれるのがとても嬉しく感じる。

そして最終コーナー。中央を過ぎたあたりにあるポストあたりで、腰を右に持っていきコーナー進入の準備をしつつ75mの看板のあたりで少しインに向けた後、50mの看板のあたりからアクセル全開のまま右に倒しこむ。向きが変り始めた辺りからアクセルオフ。一気に縁石に寄っていく。
1個目のクリップについたところで、アウトにあまり膨らみ過ぎないように注意しながらアクセルを当てて少しだけアウトにふくらみ、またアクセルオフ。
ここでまた一気に向きが変り、出口にバイクが向く。2個目のクリップについたことろで少しずつアクセルを開けていき、アウト側の縁石を目指してアクセルを開けていく。
この時には回転が下がりすぎているので、1速落としてホームストレートを思い切り伏せながら、アクセル全開で抜けていく。
そして、また1コーナー進入.....

と、こんな感じで走ってみると、結構いい感じ。
目標の22秒台が出ているかも...と期待をしつつ、周回を重ねる。

しかし、買った時から付いているタイヤはすでに使用限界を超えているようで、フルバンク付近でいきなりズルっとくる。かなり怖い。というわけで、コーナーではあまり無理せず、進入前の予備動作とライン取りに注意しつつ走る。

ペースを上げていくと、コーナリング速度を上げていっても、イニシャルを上げた効果が効いてきて、いままでマフラーを擦っていた1コーナーでも、マフラーが擦らなくなった。S字の切り返しもいままでよりもクイックに曲がれている。
唯一、ダンロップだけは、「マフラーが接地するまで倒しても大丈夫!!」というのが頭にあったので、限界がわからなくなって、いまいち攻めきれていない気がする。
ま、ライン取りを変えて同じ速度でもバンク角に余裕があるせいもあるのかもしれない。
もっと速度を上げて、コーナーに進入すればタイムアップするんだろうけど、なかなか思い切って突っ込めない自分が恨めしい。

途中、2ヘアで前の車両に引っ掛かり、進入に失敗。失速する。すると立ち上がりで、R1-Z乗りのまりこさんに抜かれる。スリップにつこうと真後ろに付けるが、やっぱり加速性能に差がありすぎてあっという間に離される。
最終コーナーを全開で進入して、ちょっと詰まったかな？と思ったが、向こうが2個目のクリップを通過した辺りでドド〜〜ンと突き放される。
遅いバイクがいたので、1コーナーは渋滞をおこしていたので、その隙に追いつくが、S字でその遅いバイクを抜けずにいるとあっという間に見えないところまで行ってしまった。
遅いバイクと言っても、コーナーが遅いだけなので、直線で私のSRXが追い越せるはずも無く、仕方ないので、ゆっくり走って2ヘアまで待つ。

えんちくさんも一緒に走っているはずなんだけど、ちっとも会わない。ゆっくり走って、待ってみるが、やっぱり会わない。そのうちに、前も空いたので、前にいるのかと思い全力で走ってみるが、やっぱり会わない。

そろそろおわりかなぁ？と思っていると全コーナーでイエローが振られている。
最終コーナーに差し掛かると見覚えのある黄色いシートカウルのバイクが横たわっているのが見える。
「ゲッ、まりこさんジャン!!」
ちょうど、ポストでは、チェッカーが振られていた。
ゆっくり流して、帰り際に最終コーナーに目をやると、救急車が出ていて担架で運ばれるところだった...

L3走行。

ピットに戻り、さわおさんに「ますやまさんが、タイム測ってくれって言ってたよ」と告げられる。
すぐに走行開始。
タイムを取りながら、着替える。パンツ丸出しでまたピットをうろうろする。
ますやまさんは、かなり快調にホームストレートを抜けていく。

さわおさんと少し話をする。
「さっき言ったことをやろうとしているのは、ちゃんと伝わってくるけど、もっともっと詰められる。1コーナーの侵入も30mくらいアクセル戻して何もしていない時間があってもったいない」と言われる。
次の課題だなぁ...

まりこさんのR1-Zが戻ってきた。
フェンダーとか結構ダメージを受けている。
本人は、腰を強く打ったものの骨などには異常が無いらしい。
よかったよかった。

ますやまさんは順調に周回をこなしている。
が、1コーナー、S字、1ヘアと観える範囲で観てみるが、どうもあまり乗れていない。
かなり焦っている様子。どんどんとクリップが手前になり、突っ込みで我慢する分、レバーを離せずに失速している。
そんなこんなで、15秒台でラップを重ねている。2秒短縮どころか、1秒増えちゃってる。どうしたのかなぁ？

そして、15秒を切れずに走行終了。

後片付け

後片付けをしながら、ますやまさんと話をする。
「タイム取ってくれた?」と聞くと、「ごめん、嫁さんが取っていると思って、えんちくさんのタイム取ってた」と...(ioi)

ますやまさんのタイムを伝える。
タイム短縮できなかったのが、かなりショックだった様子。
その後、さわおさんに色々レクチャーを受けていた。
もちろん、わたしも後ろで一緒に聞く。
かなり参考になる。

今夜は池田さんが東京に来ているので撃墜飲み会が行われるので、早々に帰路に付く。

前回の転倒を引きずってちゃんと走れないんじゃないかという心配もあったものの、走り出してしまえば、そんなものも何処かに吹っ飛んでしまい、かなり気持ちよく走れました。

バイクもダメージは全然感じられず、今回の走行にそなえて製作したメーターパネルのおかげで走行中も回転数のチェックが楽になり、いままでよりも、きちんと回して走行できました。

また、小沼君のアドバイスに従って取り付けた10mmのカラーでイニシャルをかけたおかげで、最終コーナーでの挙動もだいぶ安定して、安心して攻められるようになりました。

キャブレターのセットの方向性もつかめたし、今回はかなりの収穫があったと、大満足しています。

さぁ、次は17日だ...
バイクは、かなり良い方向に向かっているので、あとはキャブセットを出してあげれば、22秒台は出せるかな？