2002年9月14日 筑波サーキット スポーツ走行 A1 A2

A1 8:00-

昨晩から降り続く雨もやまず、路面は完全にウエット。

「雨の日は滑るよ〜」と言われながら、コースイン。

その言葉が脅しじゃないことを、ピットアウト直後の1コーナーで早くも実感しました。

少し寝かせただけで、接地感が全然なくなってしまい、とにかくバンクさせるのが不安なのです。

まるで氷の上を走っているかのようです。

まぁ、これも勉強と、ペースをかなり押さえて周回しますが、相変わらず接地感がつかめず、何処まで寝かせてもいいのか、何処までアクセルを開けていいのか、全然わかりません。

そんななか、レインタイヤを履いているS80は、いつもと変らず、凄いスピードでコーナーを抜けています。
気を抜くとそのペースに引っ張られてしまい、とても廻れそうにないスピードで進入しそうになってしまいます。

まぁ、実際は、コーナーが近づいてくると、恐怖心が先に立って、きちんとスピードを落としているんですけどね。

おっかなびっくり走っているので、進入で失速して、クリップにつくころには停まりそうなほどスピードが落ちちゃったりして、タイムも出ないし、なによりも走っていて楽しくありません。

とりあえず、各コーナーでいつもよりも1速ずつギアを落として廻ってみますが、それでも、立ち上がりでパワーバンドを外してしまって、ペースが一向に上がりません。

何周かして、少しずつペースを上げていって、やっとそこそこ走れるようになったので、過重を掛けてグリップを確保しようと少しペースを上げ気味にしてみると、立ち上がりでリアが滑りはするものの、なんとか曲がれるようなので、さらにペースを上げて見ます。

しばらくすると、雨の降りもだいぶ弱まっってきて、シールドについていた水滴の量も減り、路面の水溜りもなくなってきたので、さらにペースを上げてみます。

バックストレートを全開で走ってきて、50m看板で軽くフロントブレーキを当てながら、寝かしこんでいって、シフトダウン。

「ちょっとスピード載せすぎかな？」と思いつつ、クリップを目指しますが、ラインがアウトにはらんでいくので、さらにひと寝かせした瞬間。

リアからスリップダウン。

「あぁ〜〜やっちゃったよ〜〜」「スゲー滑ってる〜」「背中つくとツナギの修理代高くつくなぁ〜」とか、いろいろ考えているうちにグラベルが目の前に...

「脚つくと前転して怪我するだろうなぁ〜」ということで脚を持ち上げたところで、ジュババババッ....っと言う音とともに、グラベルにバイクともども突っ込んでいきました。

「うぉ〜怖かった〜」とか思いながら、起き上がり、バイクを起こしてみると、泥まみれになっているものの、特に壊れている場所はなさそうです。

幸い、身体もなんともありません。

「雨の日は、転んでも怪我はしない」ってのは、嘘じゃないようです。

とりあえず、ピットに戻ったほうが良いかな？と再始動を試みるものの、エンジンが掛からなかったので、諦めて突っ込まれなさそうな場所に移動して走行終了まで見学することになりました。

バッドクにて...

パドックに戻り、まさおさんと嫁に手伝ってもらいながら、マシンを洗い次の走行に備えます。

グラベルに突っ込んでしまったため、泥だらけですが、破損個所は意外に少なく、右のペダルのリターンスプリングが折れただけのようです。

エンジンを掛けてみると一発で掛かったし、無事に次の走行も走れそうです。

残りの時間、ツナギについた泥をウェスで拭き取りながら、A2の走行が始まるのをまちました。

A2 10:00-

A1では、ほとんど走れないまま走行を終わらせてしまったので、今回は、最後まできちんと走らないともったいないので、あまり無理しないでいこうと心に誓いコースイン。

とりあえず、マシンに不具合が無いか確認するために、コースの右端をゆっくりと走行しながら、コースの状況を確認してみると、走行の少し前から雨も殆どやんでいたので、路面も所々乾いています。

1本目よりは、かなり路面状況は良くなっていそうです。

とはいえ、やっぱり滑るところでは滑るので、おとな〜しく走ろうと思っていると、その横をS80がやっぱり凄い勢いで抜いていきます。

抜かれるたびに、なんとなく「もしかしたら、もっといけるのかな？」とよからぬ事が頭の隅をよぎりますが、ここはぐっとこらえて、きちんとスピードを落としてコーナーに侵入。

案の定、落としたつもりでも、バイクを寝かせていくとズルっとタイヤが滑り、ドキっとさせられます。

なかなか掴めない接地感を感じとろうとしながら、コーナーでは無理をしないでストレートできちんとアクセルを開けていくようにします。

コーナーでもギアを1つ落とすことで立ち上がりでもパワーバンドに入れて立ち上がれるようになり、すこーしタイムも縮んできていい感じです。

さっき転んだ、最終コーナーだけは、いまいち攻めきれませんが、他のコーナーはそれなりに走れるようになってきたところで、白旗。

救急車がコースに入ってきたので、またペースを落とします。

これで、リズムを崩してしまい、各コーナーでのギアがあわなくなり、失速を繰り返してしまいます。

あいかわらず、バンクさせると突然滑るので、あまりバンクさせずに早めにバイクを起こして、全開できる区間を延ばすような走り方を意識してみます。

1周掛かって、リズムを取り戻し、そこそこのペースで走れるようになると、遅い車両の集団に引っ掛かかってしまいました。

後ろにつくと、すぐに道を譲ってくれるので、それほど苦労せずに抜いたものの、今度は、1ヘアを抜けたところで、無茶苦茶遅い刀が視界に入ってきました。つうか、この刀、走る気あるのか？って感じで、コーナーに入るたびに停まりそうなほど、スピードを落としています。

無理に抜いて、転倒されても嫌だし、撒き込んでも撒きもまれても、いやだしということで、バックストレートにでるのを待とうとおもい、少しペースをおとして、CXを抜け2へアに差し掛かりました。

すると、追いつくはずがないと思っていたのに追いついてしまい、ブレーキングしながら、抜こうか待とうか迷った瞬間、刀が目の前を横切るようにしながら、さらにブレーキング。

結局、行き場を失ってしまい、握りゴケ。

フロントからあっさり転んでしまい、今度はヘッドスライディング状態でグラベルに一直線。

ジュジャ〜〜と音を立てながら、路面を滑走してグラベルに入ったところで、私もマシンも止まりました。

後ろからくるバイクに轢かれないようにと、さっさとマシンを起こして...って思ったが、思うように力が入らない。
なんとかマシンは起こせたものの、今度は、レバーのピボットの部分に草を噛みこんでしまい、フロントがロックした状態になってしまったので、ちっとも動かない。

すったもんだしながら、なんとか端に寄せたものの、えらい苦労してしまいました。

走行後、また洗車(^^;

今回も、グラベルが大漁。

あんまり嬉しくないですね。