2003年3月8日 筑波サーキット スポーツ走行 A2 A3

カムも換えた、ベアリングも換えた(フロントホイールだけで断念したけど)、人間は気合十分。てことで、タイム短縮、ベスト更新を目指して練習です。

=A2=
暖気を十分にしてからコースイン。

フロントホイールを入れ替えたので、ブレーキの当たりがついていない為、ちょっと強めにブレーキをかけながら、まずは1周。
とにかく風が強くて気を抜いたら飛ばされそうな勢い。
裏直に出たところで、目いっぱいエンジンを廻してみる。
3､4速では、10500rpmまで5速では10000rpmまでは廻るただし最後の500rpmはただ廻っている感じで力がない。後期型のカムを使っていた時に比べて単に回転数が1000rpmずつ上積みされた感じ。

パワーもないが向かい風がつよく、車速が伸びない。
6速に入れてすぐに最終コーナーの50m看板が迫る。
寝かしこむと同時に5速に入れてあとはひたすら全開!!だけど、ずるずると車速が落ちていく...
そのまま何周かしてみたものの、タイムは20秒台。
う〜〜ん、遅すぎ...ってか、全然変わってないじゃん(--;

ブレーキングで無理をしないで、コーナーリングスピードを上げるようにしていく。
クリップを過ぎたあたりから先が、どんどん膨らんでいってしまう。
アクセルオンと同時に身体をイン側にねじ込んで外足でステップを蹴り出してアクセルをあけていくと多少マシになるけど、これ以上スピードを上げるのは無理そう。

アウトに膨らんでいくのを必死にこらえながら全開しつづけるが、コーナーをゆっくり廻ってきたリッターマシンにインを悠々と抜かれていってしまう。

それにしても、今日はリッターマシンが多い。ラップタイムが近いリッターマシンと絡むと非常に辛いです。
S字でドヒュ〜ンと抜いていくが1ヘアの入り口で追いつきダンロップで並びCXでインに並びかけるそこからまたグンと引き離されるが、2ヘアの進入で追いついてしまうのでコーナリングスピードを維持できない。裏直で一気に引き離されるが、最終コーナー途中で追いついてしまい、ホームストレートでまた少し引き離されたあと1コーナーの進入で並んで、クリップ辺りでかわす...それの繰り返し。
なんか、異常に疲れます。

上手いこと距離をとって...とか思うんだけど、とにかく数が多いので幾ら待ってもクリアラップが取れません。

2ヘアの進入でリッターマシンに絡まれて、行き場を失いとっ散らかっている時に、11月のTTでビリ争い(?)をしていたGooseに抜かれる。
ちょうど良いチャンスだと思って、裏直で後ろについてみるが...あっという間に引き離されてしまいました。
ということは、11月のTTの時よりもマシンが走ってないのかも...

結局、20秒を切ることが出来ずに走行終了。

=整備=
プラグの焼けを確認してみるが、ちょっと焼けすぎかな?って感じはするものの、状態はまずまず。
しかし、全体にトルクがないし、特に8000rpmを超えてからパワーが盛り上がってくるのが体感できない状態なので、少し濃い方向に振ってみる事にする。
プライマリ、セカンダリともに、クリップは3段目。
メインジェットは1段ずつ濃い方向にして#130と#92にしてエンジンを掛けてみると、アクセルのつきはもっさりした感じがするが、音はトルクのある感じになってきた。

それにしても、キャブをばらしたら、フロート室の底にこれでもかってほど錆がたまっていた。タンクの錆処理をしないと駄目だなぁ。

=A3=
さっきよりもさらに気温が上がってきている。
走り出してすぐ下のほうのトルク感が増しているのを確認。が、やっぱりレスポンスが悪い。一度アクセルを戻すと一瞬ついてこなくなる。

それを頭に入れて一呼吸早くアクセルを開けていく。
そして、最終コーナーはひたすら全開...しかし、タイムは相変わらず20秒台。

A2の時よりも強くなった向かい風に車速はさらに伸びなくなっている。
追い風となるはずのホームストレートでも、最終からの立ち上がりの速度が低いためにやっぱりスピードが乗っていない。

さっきのコーナリングスピードを維持したまま、突込みを鋭くしようと少しずつブレーキングポイントを詰めていくようにしてみる。
最終的には、50m看板を過ぎてマシンを寝かし始めるところまでブレーキングを我慢できるようになったけど、それも紙一重の綱渡り状態。
他のマシンが絡むと、クリップにつけなかったりアクセルをあけるのが遅くなってしまって失速してしまったりと、タイムにつながらなくなってしまっています。

きちんとブレーキを掛けれていないから、オーバーランしてしまうのだろうということで、さらに集中して1コーナーの進入の練習をする。
ホームストレート真中辺りで6速に入れて、アクセルを開けつづけ50m看板手前でバイクを寝かせていくと同時にブレーキング...アクセルを煽ってシフトダウン...と思ったら、アクセルを煽る右手に重みが伝わってこない...なんていうか、空振り?
回転も上がらず、「エッ!?」と思っているうちにコースアウト寸前!!
半分パニック状態でブレーキを掛けたらフロントがロック!!「やばっ!」とか思いながら、なんとか寝かしこんで、大回りしながらも1コーナーをクリア...

転倒せずに済んだものの心臓はバクバク。その後、何事もなかったように普通に戻ったアクセル。一体なんだったんだろう?と思いながら、走行を続ける。

そして次の周にチェッカー。
パドックに戻りアクセル回りを確認してみると、スロットルワイヤーのストッパー(?)の径があっていなかったのが原因で変な場所に引っ掛かってました。

そういえば、ハイスロをつけたときにここのカラーを作らないとなぁ〜と思ってたのをすっかり忘れていました。
とりあえず、転倒せずに済んだけど、こんなラッキーはあまり続かないでしょうから、もう少し気をつけるようにしたいと思います。

今回も20秒どまり。
マシンが走っていないというのももちろんだけど、それ以外にも、何か原因はあるはず。
そこそこ、コーナリングスピードは上がってきているし、立ち上がりも上手く処理できるようになっているはずなんだけど...
これも、やっぱりスランプなんですかね?

それとなぜか、走行が終わった後、トランポに積む前にタンクからガソリンを抜いたら100ccくらいしか残っていなかった...

燃費が無茶苦茶悪いんですけどなんで？