2003年3月29日 筑波サーキット スポーツ走行 A1 A2

今日は少し早めに出たこともあって、6時半頃筑波に到着。
A枠とL枠しかないため、ピットはガラガラ...

さっさと、バイクを下ろして簡単に走行準備を済ませる。
時間が余ったので、歩いてコースを1周してみる。
いままで、1コーナーや1ヘアには出たことがあるけど、1周丸々歩いてみたのは初めて。
路面の継ぎ目の位置やゼブラの状態、路面のカントの角度、バイクで走っている時には気が付かないことが結構分かっていい勉強になった。

そんな事をしていたせいで、たっぷりあった時間がすっかり無くなってしまい、トイレに行くのもままならないまま、走行時間になってしまった。

あいにく天気もあまり良くなく路面温度も上がっていないだろうから、慌ててコースインすると痛い目に会いそうなので、ゆっくり急いで準備をしてからコースイン。

＝A1＝
暖気を十分にする時間が無かったので、1周目は軽く流す程度で走り、バイクと路面状況を確認。路面は、歩いてみたとおり何の問題もなし(^^;

3周目から少しペースを上げて見る。
...が、エンジンが廻らない(^^;
無理やり引っ張っても9500rpmで頭打ち。8000rpmを超えた辺りはそこそこ力があるような感じなので、薄いのかなぁ?と思いノッキングに気をつけながら走行を続ける。

路面温度も上がらず、接地感に乏しい感じはするが、そこそこのペースでは走れてしまう。しかし、例によって1コーナーのクリップを過ぎた辺りからのアンダーに悩まされ、そこから先、積めようとすればするほど、どつぼにはまる。

リズムが崩れ思うように走れない、コーナーとコーナーの間がとんでもなく遅い感じがする。案の定、前の車両とは、進入からクリップまでで差が詰まるのに、クリップから先でアクセルを開けられず、失速して離されてしまう。

今回、突き出しを5mm増やしたことで、進入時の旋回性があがったけど、それがタイムを詰めるのには、有効に働いていない...逆に機敏に動きすぎて安定感にかけるような感じになってしまっている気がする。
結構一生懸命走っているつもりでも、手元の時計に表示されるタイムは22秒台...
全然ダメじゃん。

いつもよりもスピードを落として進入して、一気に向きを換えて、出口を向いたら即全開。ってな感じで走るととても気持ちよく走れることに気付き、そのまま少しずつペースをあげていくと、21秒台に入った辺りから、アクセルを開けた瞬間からリアがトトトッと滑り出す。
怖いのを我慢して開け続けると最後にズルッ...こえ〜

1ヘアの立ち上がりから、ダンロップの進入のところで、左右に大きく振るとタイムが落ちるようなので、継ぎ目の手前でバイクを起こして切り返すようにしてみる。
が、ついついアウトまで出てしまって、継ぎ目のギャップでバイクが振られてしまう。

一度、サスが伸びきった状態になってしまい、マジで終わった...と思ったりして。

そんな事しているうちに、タイムが縮まらないまま走行時間終了。
う〜〜ん、またしても、ダメじゃん。

＝整備＝
フロントが巻き込む感じでどうも安心して寝かしていけないので、イニシャルを掛けてみようとおもい、イニシャルカラーを探すが、トランポに積んでない(^^;
うちに忘れてきちゃったなぁ〜
突き出しを変更しようかとも思ったけど、今回は走行と走行の間隔が30分しかないので、足回りのセットはこのまま我慢して、キャブセットの変更をすることにする。

セカンダリのドレンボルトを外してMJを外して、ワンランク大きいのをつけようと思ったら、手持ちのジェットで一番大きいのをつけていた模様。
しかたないので、そのまま、戻してPSを半回転あけてごまかす。

ガスを3リッター補充して、準備完了。

＝A2＝
ゆっくり準備してたら走行時間が始まってた。
チケットをタンクに貼り付けてゲートに向かう。

ちょうど、先頭の車両が戻ってきた辺りでコースイン。

時々、シールドに雨粒が付いてくるけど、とりあえず路面はドライなので、のったり走っているビッグバイクを掻き分けながら、ペースを上げていく。

が、さっきよりさらに廻らなくなってる(--;
「どうしようかなぁ〜、ピットインしてキャブセット直している間に走行時間終わっちゃうよなぁ〜」と思ったいたら、赤旗中断。

せっかくピットに戻ったのだから、悪あがきしてみようと、ファンネル代わりにしている吸い込み側のインシュレーターを外してみる。
外し終わって、エンジンを掛けてみたところで走行再開。

殺気立ってるビッグバイクをやり過ごした後でコースイン。
「げっ、下がスッカスカじゃん(^^;」
いままで、6000rpmあたりからかろうじてついてきていたエンジンがちっともついてこない...
「あちゃ〜失敗したなぁ〜」と思いながら、そのまま、アクセルを開けつづけると...きっちり10500rpmまで廻る。
と、いうことは、濃すぎたんですね(^^;
プラグの焼けを観る限りは、綺麗に焼けてるんだけどねぇ。

しかし、下が無いのは相変わらずなんで、立ち上がりで失速しやすい、失速しないように高回転をキープしようとすると、どうしてもオーバースピードで突っ込むようになり、コーナー出口で膨らんでしまう...

あまり変な癖がつかないように気をつけながら、ライン取りと進入スピードのコントロールを意識しながら、走ることに集中する。

路面のカントを利用してスピードを維持しながら、クリップを目指していくが、ラインがタイトになる分、出口で辛くなるので、イン側のハンドルを引き気味にして、無理やりラインに乗せてみたりもしてみる。

途中からは、イエローが出っ放しでいまいち攻めきれないまま時間切れ。
やはりタイム更新はならず...

＝再び整備＝
最近、掃除してグリスアップしただけじゃ、全然まともに動かなくなってきた前後のキャリパーを何とかしようと、スペアのキャリパーを使ってオーバーホールをすることにしました。

当然のようにこのスペアのキャリパーも、コンディションは最悪といっていい状態なので、ピストンを抜くだけでもひと苦労。タイヤサービス前にぶら下がっているエアガンを使って、ピストンを外す。
リア側は、都合3つのスペアのキャリパーがあるから、なかで一番程度の良さそうなものを使い比較的、楽にばらすことに成功。

しかし、問題はフロント側のキャリパー。

これは、もともと今乗っているSRXに付いていたもので、片側のピストンががっちりと固着してしまっていて、なかなか出てこない。

キャリパー自体を割って取り出そうとしてみたが、指で抑えたくらいじゃエアが漏れてしまってピストンが出てくる気配すらない。
もう一度、組み立てて、動く側のピストンを指で抑え出てこないようにしながら、一気にエアを送ると...ポンと言う音とともに、抑えている側のピストンが出てきて、指がはさまれた(ToT)
むっちゃ痛かったです。

その後、なんとか動かない側のピストンも取り外すことが出来ました。
ガビガビのピストンをピッカピカに磨いて、カチッとしたタッチを取り戻したいもんです。