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筑波ツーリストトロフィー2003 June

暑い、とにかく暑くてダレダレ...

=予選=

予選前。このときが一番緊張します。比較的、前のほうに並べたんで、はじめからガンガン飛ばしていく。
このところ、少しずつベストタイムが上がってきているので、自分のペースで走れれば、そこそこいいポジションは取れそうなんで、速い車や遅い車両に絡まないように気をつけながら走る。
できれば、自分よりも少しだけ早い人についていければ、いいのだけど、まぁそこまで甘くはないでしょう。

早い人にもひと通り抜かれて、遅い人も前にいない絶好のチャンス。

とにかく、ミスだけはしないようにと気をつけながら、自分のリズムでコーナーを攻めていく。

1コーナーの立ち上がりで、ギアが合わないのを半クラを当ててごまかし、スピードを乗せてS字を最短距離でクリア。
1ヘアの進入ラインが苦しいけど、できるだけスピードを殺さないように気をつけながら、左にフルバンク。

バイクが全然寝てませんねぇ〜 クリップを過ぎてアクセルを開けるとリアが少し滑るけど、ダンロップを目指してひたすら、全開。
ライン上になにか落ちていてすごく邪魔くさい。
ぶつかってもイイや!!と開き直って膝で蹴り出すつもりで右に寝かしこんでいくと、見事に膝の先で落下物にヒット。
どっかにはじき飛んでいきました。

そのまま、切り返してCXをクリア。
やはり最短距離を通って、2ヘアまでひたすら全開。
スピードを維持することに集中してブレーキング。ちょっとオーバースピード気味だったけど、出口を睨み付けて、「絶対イケる!!」と自分に言い聞かせながら、アクセルオン。バックストレートで前を走るSRXが少しずつ迫ってくるけど、最終では絡まずにすみそう。
寝かしこむと同時にシフトダウン。そして全開。フロントが小刻みに跳ねる。

外に外にと引っ張ってくるGを感じながら、とにかく曲がってくれ!!と祈りながら、アクセルを開け続ける。
コントロールタワーを通過すると同時にストップウォッチのラップスイッチを押すと16秒85!!おぉぉ!!!と一瞬気が緩む。

もっとスピードを乗せてアウト一杯まで膨らむくらいじゃないと...1コーナーの進入でブレーキングが遅れて、クリップにつけない(^^;
その後、なんとか持ち直して、18秒台でこの周もクリア。

もう一度、さっきの16秒が出たときのリズムで...と思っていると、D-Trackerに追いついてしまう。
ペースが上がらないのと、ライン取りがかなり違うので絡んでしまうと、タイムロスしそうだということで、こっちがペースを落として距離をとろうと思った矢先に、ダンロップの進入でD-Traがミス。

一気に間隔が狭まる。

これなら、ペースを落とすよりも抜いてしまったほうが、ロスが少ないだろう...と思って、プッシュ!!
が、世の中、やっぱり甘くない。

乗ってると結構攻めている気になってるんですけど、端からみるとそんなでもないですね。ライン取りの違いとストレートがそんなに遅くない、おまけに「早く抜かなきゃ!!」という気の焦りがミスを誘発する。なんとか2ヘアの立ち上がりで捕らえてバックストレートでスリップを使い最終に飛び込む直前で横に並ぶ、最終は確実にこっちが速いので、楽々と抜ける。D-Traを交わすのに3周も使ってしまいました。
そおいえば、スリップを使って抜いたのなんて、生まれて初めてかもしれない。

抜いた後、ペースをあげようとするが、こっちのタイヤがたれてしまって、最終を全開でいこうとすると、フロントが逃げていく。

次の周。2ヘアの進入手前で、SRXにアウトから抜かれる。まぁ、この人は何度も表彰台に立っているそうなんで、結構速い。変にからむのも嫌なんで、先に行かせようとするが、ブレーキングで追いついてしまう。

行き場がないから、そのまま、インベタで廻ってバックストレートにでると一気に抜かれてしまった。スリップにもつけないで、置いていかれるなんて....一気に戦意喪失。

とりあえず、手元で16秒台が出ていたので、無理せず走りきって予選終了。

だがしかし!! 予選の結果がでて愕然としました。

公式タイムは1'17.664.......

手元で測ったのと1秒近い差があります。
やっぱりテンパっている時に測ったのはアテになりません(ioi)

ま、それでも、予選24番手、いままでのレースに比べたら全然いいほうです。
自然とやる気も出てきます。

= 決勝前 =
予選が終わったあと、まずは水分補給。
まるで乾いたスポンジのようにいくら飲んでも体に吸い込まれていく感じ。

津川君に「今回はバイク走ってたねぇ〜、スリップ使わないと抜けなかったヨ」といわれる。そう、今回は、バイクが走ってたんです。おかげで今まで見たいに変な無理をしなくなって、いい方向に向かってくれているんです。

スターティンググリッドが発表されたか確認しに行った帰りに、ねこさんにあったので、お互いの結果報告。
なんとおねこ様は、16秒前半を出していて、かなり前のグリッド。
うまいことクリアラップが取れたそうだ。うらやましい。
帰り際に「じゃ、決勝でバトれるように、スタートしたら、追いつくまで待っててね!!」と言って、別かれる。

= 決勝 =
決勝スタート前です。この頃になると、結構落ち着いちゃってます。緊張してきて、のどが渇いてくる。
グリッドにならぶ。24番グリッド。

相変わらず前にはいっぱいいるけど、今回はなにが違うって、振りかえると2列もいる!!
# 相変わらず低レベルなことで喜んでます。

NS-2では初めて、エンジンを掛ける前に自己紹介をしてもらえた。
こんなことなら、自己アピールを書いてくればよかったなぁ〜とか思ったけど、アナウンサーがメモを忘れてきたそうだ。
書いてきてもやっぱり読まれなかったんで一緒でした。

ウォームアップにでる。
スタート練習もちゃんとしておく。いつもより高めの回転でスタートしてみるといい感じ。今回は、いつものようにミスしなくてすみそう。

みんなゆっくり走っているけど、気合が抜けないように路面が確認できる範囲でガンガン走る。最終を回るころには、気合満タン。

グリッドについて、ギアがローに入っているのを何度も確認する。
赤旗がコース外に退避。

アクセルを開けて、日章旗に注目。
振り下ろされてスタート
タイミングはばっちり。が、目の前の青いSRXがミスってヨタヨタしている。
が、距離は十分あるので気にせず全開。

段々、乗り手の燃料が切れてきている頃です。1コーナーはインベタで回って、立ち上がりで外に振って渋滞している間に、右端を走って1ヘアでアウトからごぼう抜きする作戦。
ま、世の中おんなじことを考える人は必ずいるわけで、同じラインを通ろうとしている人をおまくクリアできず、3台パスするのがやっと

100%成功とまではいえないけど、1ヘア立ち上がりまでにねこさんを捕らえる。
「ねこさん、やさしい〜」とか思いながら必死に追走。

ダンロップの進入で、イン側から並びかけるが、ラインが苦しい。
知り合いを押し出してまで行く勇気もないのであっさりと引いてしまった(^^;

が、これが災いして、2ヘアでも、思ったラインが取れない。
ブレーキングで追いつくつもりが、インベタで回らなきゃいけないので、スピードが乗せきれない。立ち上がりでも、アクセルを開けるのが一呼吸遅れてしまう。

バックストレートで、徐々に前のグループから離れていってしまう。ヤバイ...スリップにつくと何とかついていけるが、並ぶほどの余裕が無い。最終コーナー進入でグースに並ぶが、抜けそうで抜けない。

2周目にはいるとだいぶバラケて来る。トップは、はるか彼方。でも、まだ前の3,4台は射程内。がんばれば、追いつけそうな距離です。

しかし...予選のときほど、ストレートで走らない。バックストレートでじりじりと離されていってしまう。ブレーキングとコーナーで、少し詰まる。
でも、立ち上がりで離れていってしまう。
そうなるといつもの悪い癖で、ブレーキングで無理してしまうようになる。
進入でシフトミス。クリップにつけない。なんとか持ち直して、「落ち着け」と自分に言い聞かせるけど、差がなかなかつまらない。

この区間が一番遅いらしい動かすのを忘れていたストップウォッチをバックストレートで動かして、次の周からラップタイムを確認。
19秒5 かなり遅い。

前との距離のことを頭から消して、自分のリズムを取り戻そうとする。
18秒8ちょっと良くなったけど、もっといけるはず...
最終に飛び込む。シフトダウンすると同時に全開。しかし、スピードが乗らずインベタ。なかなか向きが変わらない。それでも我慢してアクセルを開け続ける...
リアがズズズーっと滑り出す。それでも我慢してあけ続ける。

1コーナーの進入で、フロントがばたつく。
無理やり寝かしてクリップにつけてアクセルをあける。
スピードが落ちすぎて4速ではパワーバンドから外れてしまう。
半クラを当てるけど、いつものように前に進んで行ってくれない。

S字の二つ目をクリアすると同時にブレーキングから一気に左に寝かせていく。
思い切り体をオフセットした状態で、向きを変えてアクセルオン。ラインがどんどん膨れていく、前に進まない。リアタイヤがたれていみたいです。

本人は結構がんばっているつもりなんだけど....ぎりぎりまで我慢して寝かしこむと、シートから体が外れそうになる。
# あとで気がついたがシートパッドが千切れたのが原因らしい。
いつも以上に膝を地面にこすりつけて、なんとかこらえる。アクセルを開けて切り返す。気が焦っているのか、切り返すタイミングが手前になってしまい、ラインが苦しい。

アウトに膨らんでいってゼブラに乗りそうになる。
ここは、あんまりアウトに出ないほうが速いので確実にタイムロスになっているはず。

2ヘアにアウトから進入したいが、ラインが取れない。
いつものスピードが維持できない...

少しずつ前は離れ、後ろが近づいてくる。
そして、バックストレートでシフトミス。4速に入らない。もたもたしているうちに一気に追いつかれる。
そして最終進入で並ばれて抜かれてしまう。

このあたりから、完全に自分のリズムが取れなくなってしまう。
ラップタイムも19秒台まで落ちてしまっているが、どうにもならない。

終わりです。33番のCSが追いついてきているのが、わかって気合を入れなおすが、それがまたあだとなる。バックストレートでまたギア抜け。
こんなときこそ、焦らず確実にシフト操作しなくちゃいけないのに...
シフトミスとスリップに付かれていたので、真ん中あたりで並ばれる。
そしてじりじりと前に出てこられて、最終手前で完全に前に出られる。

「ここで無理してかぶせるよりも1コーナーの侵入で勝負したほうが確実に抜き返せる」と判断して、最終に進入。思っていたよりも33番は最終が遅い...タイミングがずれて追突しそうになる。思わずブレーキレバーに手を掛けてしまった。
ミスを最小限に収められるようにゆっくりと回ってイン側につけられるようにと思いながら、立ち上がっていくと....チェッカーを振ってました( -v-)/~~ 結果は27位。

もう1周あると思ってたのに〜〜〜〜〜〜〜〜〜(ToT)


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