2002 筑波ツーリストトロフィー in NOVENBER

とうとう、今年最後のレースになる筑波ツーリストトロフィーです。
いままで、満足できるレースが出来なかった分、がんばらないと...

11月15日 公式練習
有給休暇を取って朝から筑波入りをしました。
早朝から車の雑誌が貸切で取材走行をしていたのですがそれが押したらしく、走行時間が30分おくれました。
チケットを買った帰りに、がっきーさんにあったので、しばし話をしてから、走行準備をして、走行。

天気が悪く気温も走行開始時で5度とじっとしているだけで鼻水が垂れてきそうなほど寒く、路面温度もあがらず全然グリップしません。

今回はちゃんと手元でタイムが取れるようにストップウォッチをセットしていたのですが、どうも攻め切れず、タイムが出ません。

いつまでも、ダラダラと走っていても練習にならないので、少しずつコーナリングスピードを上げるべく、進入スピードを上げていったら、2ヘアのイン側がちょっと荒れているところに勢いよく飛び込んでしまい、カクンとハンドルが切れ込み転びそうになる。
ステップを思い切り踏みつけながら、ハンドルを押さえつけてなんとか持ち直したものの、心臓はバクバク...

一度ピットインして、落ち着きを取り戻してから、他の車両のあとを追いかけ再度コースイン。

コーナーではなんとかついていけるもののストレートで思い切り引き離されてしまい話にならない状態です。
タイムもがんばった時で23秒台と全然でてません。
こんなんで、明日は大丈夫なんだろうか？と不安を残しながらも、走行時間終了。

パドックに戻り、最後に車両チェックをすませて一度家に帰りました。

16日
4時半おきで、家を出発。6時過ぎに筑波に到着。

例によって、混雑している中で作業をするのが嫌だったので、噴水脇の駐車場ではなく、Bパドックにトランポを停めて準備をはじめる。
まずはトランポからバイクを降ろして受付を済ませて、荷物をAパドックに移動する。
今回、手伝いが誰もいないうえ、嫁は最近飼った犬の「かず」の世話に追われてなにも出来ない状態なので、一人で全部しなくてはなりません。
バイクを移動して、ツナギやヘルメットを運び、椅子や始動用のバッテリーを運んだりとBパドとAパドを5往復して、荷物の搬入完了。

車検も一人でなんとかしないとならないので、四苦八苦している時に、ちょうど観戦しにきた柳沼君を見つけたので速攻で拉致って手伝いをさせる。

装備の検査が終わって、車両のチェックを受ける列にならんでいると自分の前とその前の車両が可倒式のステップが元に戻らないことを指摘されてもめている。
となりの列は問題なくどんどんパスしていくので、自分よりもあとに車検に並んだ人たちの方が先に車検を済ませて暖気場に入っていく。
車検をさっさと済ませて暖気しようと思っていたのに、予定が狂う。
自分は何の問題もなく車検をクリア。速攻で暖気をはじめたのは言うまでもありません。

予選。
かろうじて雨は降ってこないものの雲が消えず気温も路面温度も全然上がらない。
自分たちの前に予選をしているクラスでは、転倒車続出でビビリが入る。
とにかく最初の10分は捨ててタイヤを暖めるのに専念して無理をせずに、最後の5分にかける作戦にする。
案の定、予選が始まってすぐに転倒車が続出。

相変わらず、ストレートで走らないSRXでタイムを詰めるためにブレーキングで我慢してコーナーでがんばってみるが、夏に走ったままのフロントフォークでは、粘度と油面が高すぎて、思うように動いてくれない。
恐怖心をぐっと飲み込んで走るが、やっぱりの1'23.466とかなり遅いタイム。

しかし、廻りもタイムが出ていなかったお陰で32台中25位。ビリにならずに済んでよかった(^^;

決勝。
今回は参加台数が多いので決勝が2組に分けられる。
予選で奇数だったひとはFINAL-1になる。私もFINAL-1になった。

コースインして、選手紹介を済ませて、ウオームアップランにでる。
念入りにタイヤに熱を入れるようにするが、1周くらいじゃ焼け石に水なのは、分かっているので、1コーナーは慎重に行こうと心に決めてグリッドにつく。

ギアをローに入れて、フロントブレーキを当ててバイクが前に出ないようにしながら、半クラ状態でフラッグが降ろされるのを待つ。
フラッグが振り下ろされたのと同時にクラッチミート...するとガガガッと変な振動がエンジンから伝わる。

「バイクが前に進まない...???」

さっきの振動は、ギアが勝手に2速に入ってしまったせいだったらしい。
なんとか騙し騙し、1コーナーまでバイクを運んで前を行くバイクを追いかける。
なんとか1ヘアで1台抜いて、2ヘアでもう一台パスする。

その後、前を行くSRXを追いかけるが、ストレートで思い切り離されてしまう。
コーナーで追い詰めるが、加速し始めた時点で、それ以上に離されてしまう。

転倒車が出てイエローが出た隙に、さっき抜いたグースに追いつかれ、ストレートであっさりと抜かれる。
1コーナーで刺し返すが、バックストレートでまた抜かれる。
そんなことを繰り返しているうちにトップグループにラップされてしまい、あげくCXでシフトミスをして大きくタイムロスをしてしまいグースに離されてしまい、反撃できないほどの差がついてしまった。

そしてチェッカー。

結果は11位。
今回は、とにかくストレートの遅さが目立ったのが悔しい。
コーナーではかなりいい感じで前の車両を追い詰められただけにもう少しストレートで走れば、もう少し上の順位でバトルできるだけに次までになんとかパワー強化を図らないと...